当作品の主人公で、ASX-004『ヴァルキューレ・ロート』のパイロット。北欧系のドイツ人で24歳。
空軍の将校だった父に影響され、自らも空軍士官学校に入学。主席で卒業を果たしたのち、空軍へ入隊、アームドアーマー部隊に配属される。しかし、彼女の配属された部隊はいずれも隊員の生還率が激減し、死神とまであだなされた彼女は除隊同然の処分を受ける。その処分とは、ジャン=クライフ研究所の試作型アームドセイバーASX-004の専属テストパイロットとなることだった。
ヴァルキューレ・ロートのテストパイロットになってからは、陸軍のクーデターの鎮圧に大きな貢献をしている。
その後、ジャンのライバル(自称)であるエディン=リーデンベルク博士の開発したアームドウォリアーに乗るエスカリーネと再会するが、二人の因縁に決着はつかず、現在に至る。
アームドアーマーの操縦技術は常人のはるか上をを行き、射撃の腕前もなかなかのもの。本人は気づいていないが、いわゆる第六感というものをわずかながらに有しており、反射神経や勘にすぐれている。
ちなみに、父をはじめとする血縁はみな病死、もしくは事故死している。
好きな動物は猫。猫には目がない。
なお、通常、ミドルネームであるイングラムは発音しない。